Project "Wedding Paradiso"





経営革新のテーマ:新施設「ブライダル遊園地」の開発

今日まで当社は「列席者がただ座って、料理を食べて、飲んで、拍手する」一般的な結婚式を行ってきた。
しかし、「列席者が心ゆくまで楽しんでいただく、今までにない施設、サービス」を提供し、今までの結婚式のあり方を刷新する事で、当社の経営を革新する。
 
開発する施設とサービスは
「ぶらいだる遊園地」「エンターテイメント・ウェディング」である。
 
屋内での改革は、
① 大人がお洒落に遊ぶカジノ
② 舞踏会をイメージさせる、幻想的なお城のようなホール
屋外での改革は、
③ 芝生の中で子供と一緒に戯れるメリーゴーランド
④ 結婚式のビデオなども上映できる巨大シアタースクリーン
⑤ 新郎・新婦がウェディングドライブに出かける深紅のフェラーリ
付属施設の革新は、
⑥ レストや宿泊ができるプチホテル
⑦ ウェディング関連のショップ
以上の設備で革新的に新しいサービスを提供する。

このような施設とサービスは、今までこの業界としては無く、もちろん当社にとっても革新的な改革である。
そして、更なる集客と増席により、今まで取りこぼしていた100人以上の出席者の結婚式を取ることにより、売上拡大と収益力アップを計り、九州一のエンターテイメントウェディングを目指すものである。
 
当社は一日一組限定で、お客様一人一人に、「ウェディングプランナー」と「音と映像」で心の底から感動していただける、 手作りの「創り上げる」結婚式を提供している。
 
そして、新郎・新婦と列席者が心の底から溢れ出る涙で感動し「子供が出来たらここで式をあげさせる」「私もここであげたい」という気持ちになり、口コミのみで顧客が毎年増え続けている。

結婚式に参列する列席者の人数の割合は、別紙の通り80人と100人の二つのピークの山があり、100人以上が列席する結婚式も多く存在する。

当社はコンビニの2,3階を改装した小さな式場なので、この100人以上の披露宴を取り逃がしている。そこで、当施設を拡大して席を増席すれば、この人数も取り込めるので、売上げも拡大できる。

しかし、ただ単純に拡大するだけでは、他社との差別化が出来ない。

そこで、上記の「エンターテイメント」化「遊園地」化する新しい施設・サービスを創り出す事にした。

それは、当社の、音と映像で幻想的な雰囲気を創り出し、感動をよぶ演出の強みを生かし、相乗効果を得ることが出来て始めて、「大人も子供も一日楽しめる結婚式」を提供できるのである。

しかも、当施設に隣接して「ゆめタウン浜線」、近隣にダイヤモンドシティ・クレアもあり、折しも平成18年春には、隣接地にシネマ・コンプレックスも出来るので、当施設と一体化としてエンターテイメント・エリアを創っていくことで、地域全体の相乗効果も得られる。

そうして、当社が経営革新し、地域全体と一体となって「エンターテイメント・ゾーン」を形成することを目指している。

そうすることで、このエリアの求心力を増し、地域の外から、県外からも人が集まるようなスポットにしたいと考える。  なぜなら、ここ最近、水前寺公園も熊本城も魅力が薄れ、観光都市としての求心力が弱くなっていると感じるからである。

このままでは、福岡などの求心力のある地域に、観光客も住民も取られてしまい、寂しい土地になってしまう。熊本に住んで商売する人間としては忍びない事である。

当社が経営革新することで地域の活性化の一翼を担う事が出来れば本望である。

 

○企業の特徴

当社は、レストラン業からハウス・ウエディング業へ、その業態を変化させてきた、日本一小さな結婚式場である。しかも、来賓者一人当たりの単価も2万円と業界一安い価格である。

しかし、当社の最大の差別化ポイントは価格ではなく、お客様1組1組に「心の底から感動し、一生心に残る式」である。
 
新郎・新婦に、なれそめは勿論、ご両親のこと・ご両親への思い・育った歴史など、きめ細やかに心の奥底までヒアリングして、そのカップルとご両親が最大限に思いが完結できるようなシナリオと演出で式を進めていくのである。そこに感動が生まれ、心の奥底から沸き上がる涙になるのである。
 
また、新婚カップルはお金がないからこそ、ご祝儀で披露宴ができ、黒字で帰って、新婚生活をプラスからスタートさせるのが当然であり、至極当たり前の事である。
 
当社は、それを実現させるべく最大限の経営努力をしている。
 
1セクション1人のプロのみを配置し、人件費は極限にまで削減している。出来ることはすべて内製化している。リーズナブルと感動によって、新郎・新婦、列席者が感動し、口コミのみでお客様が集客できるのである。

 

○企業を取り巻く環境(業界、市場、自社等)

結婚式業界は「一生に一度だから・・」と言う殺し文句で、高額な挙式・披露宴費用をボったくり、あまつさえブライダルローンと称して借金までさせて新婚生活をマイナスからスタートさせるのである。そういう意識レベルとぼったくりシステムが確立している業界である。
 
近年は施設に何十億円もかけて、張りボテの式場(独立型の教会など)を創り、施設力を付けて、結婚情報誌に莫大な広告費をかけて集客するのである。その分、サービスは画一的で感動のない結婚式が金太郎飴みたいに生産されているのが現状である。
 
また、業界No.1のワタベウェディングは結婚というイベントを式から新婚旅行までトータル・プロデュースして顧客の支持を得ている。
 
つまり、資本力と広告で集客する業界である。「大」は中小を喰って益々大なり、「小」は独自のノウハウや差別化で独自の市場を開拓している。「大」を目指すか「小」で差別化するか、このどちらかの戦略が選択が出来ない中途半端な企業は消滅する運命の業界である。
 

○新規性のレベル

弊社が取り組む、新しい施設サービスである「エンターテイメント・ウェディング」「結婚式の遊園地化」は国内の業界では初めてである。
 
どういうイメージかと言えば、「ラスベガスのカジノのホテルを一日貸し切って結婚式を挙げ、ディズニーランドを満喫する」感じである。 
 
しかし、このサービスを提供して、本当に心から楽しんで頂けるには、「式自体で感動し、心が高揚していること」が大前提である。それが無くして、ただ、カジノやメリーゴーランドを作り、フェラーリに乗せるだけでは、お客様は本心から喜びと感動を得られない。白けるだけである。
 
当社なら、心からの涙が溢れ出る挙式でお客様は感動し、音と映像で幻想的な雰囲気を創り出す施設との相乗効果で、カジノやメリーゴーランドで楽しみ、フェラーリーでのドライブで心が歓喜するのである。
 
弊社が、1組1組、本当にきめ細やかにヒアリングし、その新郎・新婦とご家族・列席者の心を揺さぶる式を創り出せるからこそ、エンターテイメント・サービス、遊園地サービスが白けずに、心ウキウキ楽しむことが出来るのである。
 
これは、大手では絶対に真似できないことである。大手のマニュアルでの挙式には、お客様は感動しない、心が歓喜しない、列席者も心躍らないのである。当社みたいな採算を度外視したような人的サービスは、大手には真似できない。
 
であるからこそ、この業界で、日本で、初めての取り組みである。これで、当社が大成功し、他社も、本当に新郎・新婦、列席者にとって大切なものは何か?このことに気付き、本当に喜ばれる結婚式が日本全土に広がっていくことが出来ればよいなと考える。その初めの一歩は、当社にしか踏み出せないであろう。
 

○従来製品・サービスとの比較

【今までのサービス】:
 食事提供/人前式/式の進行/音と映像の空間提供
【経営革新で新たに提供する施設・サービス】:
●カジノ(バカラ・ルーレット等)での、大人の遊び場の提供
●メリーゴーランドによるガーデン・ウェディングの提供
(子供と大人が一緒に戯れ遊ぶ場所の提供)
●シアター・スクリーンによる挙式模様の上映
(映画のスターになったようなイベント提供)
●フェラーリー(もしくはロールスロイス)によるウェディング・ドライブの提供(夢の車で二人っきりでドライブ。普通は一生かかっても出来ないかもしれない夢のドライブを提供)
●レスト・宿泊施設の提供
(心ゆくまで、ぶらいだる遊園地を楽しんで頂くためにプチホテルを提供) 
●ぶらいだるショップの提供
(ブライダルに関係するあらゆる商品やサービスを一同に集めて、列席者にもブライダル情報の提供)
 
この様に、今までの施設・サービスに全くない、新しいコンセプト
「ぶらいだる遊園地」の施設サービスを提供していく
 
現状の売上げ構成は、
[挙式組数]76組×[平均出席者数]75.56人×[客単価]21,334円
=[年間売上高] 1億 2千 251万 9千円となっている。

 
当会場の1組当たりの平均出席者数は約76人である。九州・熊本の業界全体の平均出席者数は約103人であるので、この差、27人が当社が取りこぼしている顧客である。

そこで今回の経営革新を実行することで、業界全体の平均出席者数である103人にまで高める。
そして、「集客力」と「成約率」を高める。

経営革新 1年目の平成18年度は、
80組×96.7人×21,334円=1億6千504万円 (平均出席者総数 7,736人)

平成19年度が、85組×103人×21,334円=1億8千677万9千円(平均出席者総数 8,703人)
平成20年度が、90組×103人×21,334円=1億9千776万6千円(平均出席者総数 9,270人) 
このように、平均出席者数を 76人→103人に増やし(136%)
組数を 76人→90組に増やす(118%)事により、
売上高は 1億2千251万9千円→1億9千776万6千円へと急増(161%)する。

しかも、固定経費はほとんど現状のままで済むので、付加価値は飛躍的に大きくなるのである。
計画前の17年度決算の付加価値(減価償却費+営業利益+人件費)は
4千481万7千円であるが、

計画終了時点の平成20年度では9千301万1千円となり107.5%の伸び率である。